平民/Commoner

◆ 概要:平民とは?

「平民」は貴族や王族といった特権階級とは異なる、一般庶民・農民・労働者・市民階級の総称です。ファンタジーやRPGなどの世界において、彼らはしばしば「初期クラス」「物語の出発点」「市井の人々の代表」として登場します。


◆ 神話・伝承における平民の立場

神話や伝承では、平民は直接的に語られることは少ないものの、しばしば「選ばれし無名の者」や「民草から生まれし英雄」として登場します。

● 例:平民から英雄になった神話的人物

名前出典概要
オデュッセウスギリシャ神話王ではあるが、戦場では知恵と機転が光る“庶民派”英雄。
百姓の兵(雑兵)日本の戦国伝承農民から戦場に立ち、武士になる者もいた。
シグルド北欧神話鍛冶屋の養子として育ち、後に竜を倒す英雄に。
モーセ旧約聖書奴隷民の出身でありながら預言者・指導者へと成長。

◆ ゲームにおける「平民職」の扱い

RPGやシミュレーションゲームにおいて、平民職はしばしば「最初のクラス(初期ジョブ)」として設定されることが多く、以下のような意味を持ちます。

● 主な役割と特徴

要素内容
成長性の象徴弱いステータスから大器晩成型へ育つ可能性を持つ
自由度が高い特定の戦闘スタイルに縛られず、様々な方向に育成可能
物語的リアリティ一般市民の視点から世界を見られるため、共感を呼びやすい
高難易度の象徴あえて平民のままで戦う“縛りプレイ”にも人気がある

◆ 平民系職業のバリエーション

サブ分類内容
村人(Villager)素手か農具で戦う。最も基礎的な形。
農民(Peasant)鎌や鍬など農具を武器に転用。鍛錬されていないが根性あり。
市民(Citizen)町人・商人など非戦闘系の職種。情報通な面も。
徒弟(Apprentice)魔法使いや鍛冶師などの弟子。将来性あり。
逃亡奴隷/脱走兵社会的には平民以下だが、ドラマ性が高い出自。

◆ 平民職キャラによくあるテーマ

  • 「何者かになりたい」:己の力で運命を変えようとする強い意志。
  • 「現実と理想の間での葛藤」:力を得た後の変化と、平民時代の純粋さとのズレ。
  • 「市民の代表としての戦い」:支配階級への反発や、民衆の代弁者的立場。
  • 「凡人のままの強さ」:英雄でなくとも、大切なものを守る覚悟。

◆ 代表的なゲーム内の「平民」キャラクター

キャラ名作品特徴
ドニファイアーエムブレム覚醒村人スタートだが、育てれば最強クラスに。
アベルドラゴンクエストV一市民の少年から勇者の道を歩む。
カムイ(初期)ファイアーエムブレムif貴種ながら記憶をなくした一般人として育つ。
アッシュFE風花雪月元は平民で孤児。努力で士官学校に入り騎士を目指す。

◆ 平民職の長所と短所(ゲーム的視点)

長所短所
育成の自由度が高く、最終的に万能型になれる初期ステータスが低く、序盤が厳しい
ストーリー上の共感・成長描写に優れる専用スキルや演出に乏しいこともある
特定の職業へクラスチェンジ可能自身のままでは「職業的個性」が薄くなりがち
サポート・民衆イベントなどで活躍戦闘面では突出しにくい

◆ オリジナル設定例:平民職

  • 職名:〈草の者(Common Soul)〉
  • 武器:素手/鍬/木の枝/台所包丁
  • スキル例
     - 「雑草魂」:HPが低いほどステータスが上昇
     - 「庶民の知恵」:ランダムで便利な効果が発動(料理・修理など)
     - 「村の誇り」:仲間が倒れると一時的に攻撃力アップ

◆ 関連・対比される職業

職業違い
貴族/王族上流階級の出自で、初期ステータスや特権が強い
冒険者より戦闘や探検に特化しており、一般人よりは実践経験がある
奴隷社会的には平民より下層だが、解放や反逆を描く物語で主役になりやすい
農民兵/義勇兵平民から直接戦場に出る派生職

◆ 総括:平民職の魅力とは?

  • 物語の原点であり、成長の象徴
  • プレイヤーとの共感を最も得やすい立場
  • 誰もが始める場所から、何者にでもなれる可能性

「平民」は、“弱さ”や“普通さ”を通じて、最も人間味のある英雄像を描ける職業でもあります。

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